カリフォルニアに「先生のいない大学」が開校。

BBCニュースより。読みたいところを適当に抜粋・編集しています。

University opens without any teachers
http://www.bbc.com/news/business-37694248

先生のいない大学「42」

カリフォルニアに「42」という名前の、「先生のいない大学」が開校しました。この大学は、授業料無料。また、下宿なども無料です。もとはフランス・パリで開校したもので、今回のカリフォルニア校は支部という扱いになるよう。

42では、年に約1000人の学生がお互いに協力しあい、コーディングやソフトウェア開発のトレーニングを受けます。基本的には学習はプロジェクト単位で進行し、ウェブ上の無料リソースを使ってプロジェクトを完成させる、というプロセスをとるとのこと。

この大学は、通常卒業までに3〜5年かかり、卒業証明書は出るものの、正式な学位にはならないそう。パリの卒業生は、IBMやAmazon、テスラなどで働いている模様。

この学校の特徴は、とにかくピア・ラーニング重視だということ。結果として、自分自身のスタイルを確立しつつも、他者と協働しながら、自身のアイディアを実現させていくことに長けた人材が成長する。

42に通う意味とは?

無料のリソースを活用しているにも関わらず、42に通う意味はなにか。答えは簡単で、実際に建物に来て、日々他者とのやりとりを通じてプロジェクトを進める、という経験ができること。確かに一人で学ぶより、遥かに実践的だ。

もちろん、42のモデルは誰もに適合するわけではない。この学習形態は、かなり緊密に協力しあう必要性があり、一部の学習者に対してストレスになる。だからこの場所は「自分のペースで、自発的に、自由に動ける人に向いている」とのこと。

42は「オルタナティブ」だ。

パリの42に通う学生のうち、なんと40%は中学校を修了していないという。彼らは、旧来型の「これに集中しろ!」と言われる教育システムになじまなかったのだろう。

パリの42のディレクターであるサディラックによれば、「自分の興味に従ってやれば、学習は楽しいのだ、ということを彼らは思い出したのだ」と言う。

決して万人向けのシステムではない。が、こんなシステムがありうるのかという驚き。こうしたオルタナティブが増えていくことは、旧来型のシステムになじまなかった子どもたちにとって大きな利益になるはず。

良い広がりが生まれればいいな。

 

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森 一貴

山形県出身、東京大学教養学部卒。コンサルティング企業にて勤務後、鯖江市ゆるい移住に参加。現在、考える力を伝えるプロジェクト「CUE」代表。