鯖江市ゆるい移住、始めました

1/23 ※改めて新しい記事かきました!ぜひこちらをどうぞ。
鯖江市「ゆるい移住」って結局何?(背景版)
鯖江市「ゆるい移住」って結局何?(実態版)

こんにちは、森一貴です。
こんな記事を書いてましたが、
結局10/1より、鯖江市でゆるい移住をはじめました。
もう鯖江市民です。よろしくお願いします。
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さて、住み始めてから早2週間が経ちましたが、
ゆるい移住について、2つ書きたいことがあるので書きます。
(ずいぶん書くのが遅くなっちゃった、すんません)
1. ゆるい移住のターゲット層
2. ゴールを決めないことの可能性

1. ゆるい移住のターゲット層

これ結構最近気づいてメチャびっくりしたんだけど
「ゆるい移住」といわゆる「体験移住」って、ターゲット層がまったく違うんだよなあ

普通体験移住って、
「移住したいな。どこがいいかな。」あるいは「ここ移住したいな。でもまだ不安だな」っていう
「移住したい」欲求が先にあって、
そういう人たちをターゲットにして、行政とかが「じゃあ体験してみる?」ってなるんだと思うんだけど。

この「ゆるい移住」、来てる人たちの中に
「移住する気があって…」って人が、実は一人もいないんだよね。
どうして来たの?って聞いたら、だいたいの人が「ゆるいって言葉に惹かれて…」と。

これってものすごいことだな~!と思った。
だって、「移住する気がない」17人もの人たちが、実際に鯖江に住んでみてるわけで
で、話を聞いていると「ま~なんか鯖江に住むのもいいかな~」とか言い始めている人もいて。
これまで福井にすら来たことなかった人、移住しようとも思ってなかった人が、
実際に生活をしてみて、鯖江の人とかかわってみて、「ああ、いいじゃんここ~」みたいになってる。
それってすごくない??

つまり、これまでは「移住したい人」がその地方に来るのを支援するのが体験移住なんだけど、
ゆるい移住は、「移住しようと考えていない人」を地方に住まわせてしまう事業なんだなあ。
それって、フツウに考えてすっごいことだよなあ
とおもったんでした。

2. ゴールを決めないことの可能性

ゆるいの定義、そもそもそれが決まっていないってのが「ゆるい」ではあるんだけど、
たぶん若新さん(ゆるい移住プロデューサー)の中では、「これが一応の定義だ」と思っているのがあるんだと思ってて。
それが、
「ゴールを決めない」
ということ。

ゆるい移住では、最終的に移住してほしい、と言われない。
また、ゴールとして「農業に従事してほしい」「伝統産業に従事してほしい」などとも言われない。
それによって、参加者は自由に動くことができて、
あるいは多様な人が集まることができて、
その結果としてたくさんの予期しないカラマリが生まれる。
それのことを、若新さんは「ゆるい」と呼んでいるんじゃないかなあ、と俺は思ってます。

例えば、もし「農業をやって!」って言われたら、参加すること自体はカンタンにできるんだけど、
そしたら俺の鯖江での生活って、「農業」という範囲、そして行政に指定された範囲がきっと
生活の中心になってしまうんだよね。
それは決して悪いことではないんだけど、結局それって計画されたものでしかなくて、
そのゴールって「移住する/しない」にしかならない。

一方、ゆるい移住では「これをしろ!」っていうものがない。
だから、例えばゆるい移住ブログでは、勝手に自由に散策して、自由にブログで発信している、
(ブログも移住者で勝手に作ったやつです)
この行為は結果論として、ゆるい移住者が勝手に「鯖江を発信」することによって地域を活性化できる/知名度をあげる、
というゴールをもたらしていて、
それってゴールは「移住」とは全然ズレた方向なんだけど、それもそれでとっても正しいゴールに行き着いている。

し、例えば俺なんかは勝手に自由にやっていて、
福井では福井大学の原田研究室がやってる新栄テラスや藤井さんが主導するエキマエベース
鯖江ではTSUGIPARKといった活動をフラフラと見に行ったり参加したりしたり、
この帰結がどこへ行くかは知らないけど、
行政が決めたゴールとは違う、変なうねりを生み出して俺のゴールへ向かうんだろうと思う、

そういう不確実性、ゴールを決めないことが生み出す可能性、
きっとそういうのが今回の「ゆるい」に込められた想いなんじゃないかなあなんて。
だから、もしかしたら期待以下の結果しかでないかもしれないけど、
そこにはでも、計画されていたらありえなかった、
「予測できないスッゴイこと」が起きる可能性がいっぱいある!

行政では目的を決めないで動くことってなかなか難しいのかもしれないけれど、
好奇心や可能性、勝手に動いて何か予期しない人やものがお互いに出会って
にやにやと何かがはじまっていくような、そんなアリカタが俺は好きなんだよなあ、
そういうところがきっとこのゆるい移住の良さなんだろうなあ、俺は好きだなあ~

明日はどこいこうかなあ!
ではまた!

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ほかの記事

鯖江市「ゆるい移住」って結局何?(背景版)
一般的な体験移住では、農業体験、起業支援、就職支援等の何かしらのメニューがあるのに対し、ゆるい移住では、「ただ住んでみる」ことを目的としているんです。つまり、農業体験も、起業支援も、就職支援もない。

鯖江市「ゆるい移住」って結局何?(実態版)
そんなふうな、ぞわぞわ、ワクワクするような広がりが、
たくさん転がっている。
それが結果的に何をもたらすかはまだまだわからないのだけど、
とりあえず、なんとなく楽しい状態にはなっているような気がします。

 

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投稿者:

森 一貴

山形県出身、東京大学教養学部卒。コンサルティング企業にて勤務後、鯖江市ゆるい移住に参加。現在、考える力を伝えるプロジェクト「CUE」代表。