「器用で羨ましい。」「僕はあなたが羨ましい。」

こんばんは、森一貴です。
僕のことを知ってる方はよくご存知のことと思いますが、僕、器用です。
(もっとよく知ってる人は、なんか案外不器用やなと思ってると思いますが)

要領はいいし、苦手な科目はないし(あえて言えば中学校のとき体育は3)、
球技はできませんが、走るのは遅くないし、歌はうまいし、文もかけるし、
写真も撮れるし、絵も平均よりうまいし、デザインも(わずかに)できるし、CSSもいじる。
対人付き合いで言えば、初対面の人とも話題をひゅんひゅん見つけられるし、
人に嫌なこと言われても上手に受け流せるし、喧嘩したりしないし、
難しいことを考えてしまいそうなときは、一旦おいとこう、とかもできます。

なので、割と人から
悩みなんてなさそうだよね、とか、
器用でうらやましい、そんな風になりたい、と言われます。

でも僕はそのとき「俺にも、なりたいやつがおんねんなあ」と思うのです。
それが僕の目の前で、「森くんって器用でうらやましい」って言っているソイツ。

ソイツの話をします。架空の人物です。
要領は悪くて、学校では歴史が得意で
歌を歌うのは好きですが、そこまでうまくなくって、
写真を撮るのは好きだけど、あんまりインスタ映えする写真は撮れず、
iTunesでCDを取り込むと、iTunesにファイルが保存されると思っているのにSE職。
友人といるときはめっちゃ喋るのに、上司とかと話してる時は顔色を伺っちゃって、
何かミスをすると全部で引き受けちゃって、上司にめっちゃ叱られて、
トイレでよく泣いては、仕事やめたいー、グアムいきたいー、と言っている。
架空の人物ですよ。

そこで、
だーーーうらやましい、このひとになりたい、
と、僕は思うわけです。
でも、その人に言っても絶対信じてもらえないし、
逆にバカにしているように聞こえるらしいから、黙っている。
でも、本気でうらやましいと思ってる。

僕の人生、順風満帆です。
困ったこともなく、楽しく、
財布をなくしても笑い飛ばし、ブチあがりもしないけど、
絶対値0.5くらいの人生。

さて、ソイツの人生、いかなるものか、
彼氏に怒られて落ち込み、次の日には上司に褒められて有頂天、
ある日は桁を間違えて発注してもう最悪。

図示しました。

わたしとソイツの日常
わたしとソイツの日常

僕の人生は、ずっと楽しい方にある。でも、想像以上に味気ない。
だから、ソイツの日常はずいぶん僕には楽しそうに見える。
怒られたら落ち込み、褒められたら楽しく、
バコーンとぶつかって、負けたら悲しみ、勝っては喜び、
素直で、ドラマチックで、敵がいて、大事な味方がいて、
人を好いて、嫌って、嫌われ、愛されて。

いいなあ、うらやましいなあ、って、ほんとに思うんだよなあ。
まっすぐに生きるその人生。

僕は残念ながら器用だから、
そういう風に生きることは、願ってもできない。
そのことを、ソイツには知って欲しい。
器用か、不器用かなんてひとつの個性であって、
どちらがいいなんてないって
俺が本気で思ってるってことを、
ソイツには知って欲しいと思ってる。

 

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あなたに読んでほしい。「問題意識」と「やりたいこと」を切り離してほしいという、大事な記事です。
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投稿者:

森 一貴

山形県出身、東京大学教養学部卒。コンサルティング企業にて勤務後、鯖江市ゆるい移住に参加。現在、考える力を伝えるプロジェクト「CUE」代表。