ずっとずっとそこにいたくなるような

ここにいると、なんか落ち着かないなあ、早く家に帰りたいなあ、
と思ってしまうような場所にいたから、
将来住むなら、ずっとずっとそこにいたくなるような場所に住みたいなあ、
なんて思った。

そのとき、「ずっとずっとそこにいたくなるような場所がある」、ということを、
なんであんなに簡単に信じてしまったのか、

 

そうしてやっと家に帰って、
さて、じゃあ僕にとって、その場所とはどこなんだろうと、
24年の引き出しをひっかきまわしたら、
それは今の家ではなくて、中野の四畳半ではなくて、山形の実家ではなかった。

それは、卒業ライブでみんなで泣きながら歌ったスピッツのチェリーのことであり、
友人と旅行に出た帰りの車内のことであり、
明け方目を覚ましたら隣で好きなひとが寝ている朝焼けのことだった。

 

そこには明確な「場所」なんてなかった。

あったのは、大事な人が隣にいて、そしてその時間はどこかで終わるのだという諦観だけであった。
そしてその瞬間を、確実に失われていると知ってしまうその瞬間を、
きっと僕たちは永遠に追い求めるんだろう。

 

スポンサーリンク

ご紹介

こんにちは、森一貴です。東京でコンサル経験後に福井県に移住。教育・まちづくりの分野で活動しています。ブログでは、教育・まちづくり・生き方などについて思索を書き溜めています。ご依頼等、お気軽にお声がけ下さい。


■ 教育:たのしい社会を創る「ハルキャンパス」
生徒の自立・思考・実践を通じて、たのしい社会を自ら創る力を育てます。ハルキャンパスのウェブサイト・facebookページが公開されました。もうすぐ春期講習も始まります。ぜひチェックを!
ハルキャンパスfacebookページ ハルキャンパスウェブサイト


■まちづくり:イベント・講座の実行支援や自主企画に取り組んでます
移住者として鯖江市「ゆるい移住」に参加し、現在は鯖江市の職人工房開放イベント「RENEW」の企画・実行支援を手がけています。他にもいくつか、新しい取り組みを形にすべく活動しています。

■ブログ:教育・まちづくり・生き方を中心に、ブログを書いてます。
主な記事は以下。
やりたいことなんかないけど、しあわせでいたい人の話」
東大でまちづくりを学んだけれど「まちづくり」が嫌いな私の思う「まちづくりの違和感」

将来に悩むみなさんへ

就活生の方や、転職活動をしている方、あるいはそうでなくとも、日々にもやもやとした思いを抱えているみなさんに、きっと役に立つだろう記事をピックアップしました。少しでも、みなさんのお役に立てたら幸せです。

やりたいことなんかないけど、しあわせでいたい人の話」
あなたに読んでほしい。「問題意識」と「やりたいこと」を切り離してほしいという、大事な記事です。
東大に入ればなんでもできると思っていたかつての私に向けて(外部サイト)

投稿者:

森 一貴

山形県出身、東京大学教養学部卒。コンサルティング企業にて勤務後、鯖江市ゆるい移住に参加。現在、考える力を伝えるプロジェクト「CUE」代表。