「その層の人たち」と、ステージに関する一考察

芸能人の中に「その層の人たち」が増えつつあるように思う。

その層の人たち、というのは、
既成概念にとらわれず、
きちんと考えたら、普通に考えてこうなんじゃない?
ということを考えている人たち。
思考に対して自由な人たちのこと。

既成概念に囚われない層の芸能人たち

かつてからホリエモンは多分その位置づけにいたのだろうけど、
為末大や武井壮、西野亮廣、オリラジ中田あたりが目につく。

ホリエモンや為末大なんかはいい本も書いてて、
微妙に羨ましささえある。

以下は宣伝。
 

「逃げる自由」なんかは、為末は陸上選手であるにも関わらず、
その中身は実にロジカルだし、
更に言えば、「ゆるい移住」の本質的な考え方にすら踏み込んでいる良著。

語られている「ちょっとがっかりさせておく」手法は、
相手からの評価を操作するために
明確に意識して行動するべき、いわゆる「相手の期待値操作」である。

それは正に、ゆるい移住で起きていた安心感である。
「元から期待させないこと」によって、何かうまくいかなくても、
「まあ、ここだししょうがないよなあ」。
だから、誰も絶対に責めないし、
だからこそ誰もが安心して許される場として機能する…。

堀江貴文や為末大が試みているのは、
これまでの「常識」であるとされた生き方に対する、
「新しい選択肢としての生き方の提示」である。

そんな考えかたをする芸能人、という
層が作られつつあるみたいだ、と思うのである。
 

これは僕が今ここにいるからそう見えているだけなんだろうか?
あるいは、かつてから存在はしていたけど、
発言できなかっただけなんだろうか?
それとも、その両方?

間違いなく僕が今ここにいるから見えている人たちというのは確実にいて、
坂爪研吾や坂口恭平らへん(←この人はきちんとぶっとんでいる)だったり、
移住系のヒビノケイコやイケハヤなんかはその好例なのだと思うんだけど、

テレビを見ない俺にも情報のはいってくる芸能人って、
やっぱり目立っているんだろうと思う。

 

西野や中田あたりは、思想に行動が常に伴っているのがやっぱりカッケーなあ。
こうでしょ。ならこうすればいいでしょ。やろうよ。っていう。

そこに疑問を挟まない人間になりたいな。
カッケーからな。なにより。

 

ただ、それもまだ自分のステージがまだ至ってないだけなのかなって気もする。
「あれ?これ、やっていったらここで壁にぶちあたるな」とか考えているのは、
きっと今はこれはこれでいいんだろうと思う。
それをあえて頭のなかで意識的に外す、
あるいは瞬間的にこうすれば通るからいけるっしょ、と思考できるようになる。
きちんと実行の数を重ねていけば、そのうち無意識的にそれができるようになるだろうと思う。
意識的にやっていけばね。

「無意識に実行する」人にいたるまでのなんらかのステップ

ステージの話で言えば、こないだある人に相談されたことがあって、
「今、これでいいのか不安なんです。」という相談を受けた。
「私は実行したほうがいいなという気持ちはあるんですけど、
まだ全然実行しようという気になれないんです。
このままでいいんでしょうか?」

僕も彼女もたぶん似た者同士で、
でも僕のほうが少しだけ先にいるような気がしたから、こんなふうに答えた。

「ステージには二段階あると思っているよ。

一段階目は、自分の価値観を明確化する時期。
この時は、いろんな人の話、ノウハウよりも哲学や考え方を聞きたくなる時期で、
とにかく聞いて、話して、自分の像みたいなものをぶつけて試してみたいと思う。
これをずーっと続けていると、
いつの間にか自分の中に明確な「こういうことをやるべきだ」という価値観が生まれる。

二段階目は、どうやってやるのかを知りたい時期。
一段階目を過ぎると、だんだん人と哲学や考えかたの話ができなくなってくる。
なんでかっていうと、自分の中での価値観が明確だから、
人と話をしていても、「あ、またその話か〜俺はそれについてはこの立ち位置なんだよな」
っていうのが、何度も繰り返されるようになって、だんだん飽きてくる。
その代わりに、「この案は、どうやったら実現できるか?」というところに興味が出てきて、
ノウハウや、やった人の話が欲しくなってくる。

きっと今、あなたは一段階目をきちんと踏んでいるところなんだと思うよ、
だから焦らずに、いろんな人と話してみたらいいよ。」

この時まで、ここまできたら、後はやるだけだな、と思っていたのだけど、
たぶん、ノウハウを知ったその先に、
「実行する」ということに関する更なるステージがあるんだろう。

 

俺はどうしてもひどいビビリだから、石橋をためつすがめつ、
一つ一つフェーズを理解してはクリアしている、と思っている。

今回のフェーズは、実行が伴うぶん、もう少し勇気がいりそうな気がする。
実行することに対する怯え、実行しようと思うと眼前に無数に浮かんでくる、
こういう面倒があるんじゃないか?こういう場合はダメじゃないか?
こんな風に失敗するんじゃないか?
そういう無数の、夢を霞ませる擦りガラス。
それを、あえて実行していくことによって、
「あ、別に大丈夫なんだ、実行しても大丈夫なんだ」
という意識レベルに自分を持っていくというステージ、がきっと今なんだろうと思う。

全然見えていないけれど、
その先にもきっと、たくさんのたくさんのステージがあるんだろうなあ、
そう思うと、まだ知らない世界はたくさんある、と思う。

 

とりあえず、面倒臭がっても面倒なままでつまらんから、
もう少し手足を動かしてみようと思った昨日の朝。

 

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投稿者:

森 一貴

山形県出身、東京大学教養学部卒。コンサルティング企業にて勤務後、鯖江市ゆるい移住に参加。現在、考える力を伝えるプロジェクト「CUE」代表。