こんにちは、森一貴です。

「新しいことを始めると色んな気付きがある」というのは良く聞かれる話だけど、
それって2つに分けると
「新しいこと範囲内」の深化と、「新しいこと範囲外」との新しい出会い、だと思います。
そのうち、「新しいこと範囲外」との出会いって結構おもしろいし大事かも…
みたいな話をします。

最近、新しいことを始めてみようとする、それだけで色々なことが見えてくる、
という気がします。

例えば、こないだSHIBAURA HOUSE山形県人会を開催させて頂いた縁で、
「SHAKE!SHAKE!SHAKE!」というイベントに参加させていただきました。

参加なさっている方は面白そうなことをしている人が多くって
とちくのワークショップとか何なんだ一体という感じでしたが、
(いらしていたのとは別の人かと思いますが、ちはるの森)
その中で、HELLO GARDENに出会いました。

HELLO GARDENは「現代社会の競争型・消費型社会」に真っ向から挑む形で、
何かできないか、ということで生活の「実験」を試みているようです。
西千葉の住宅街の一角を使って、自分で食べ物を育ててみる、とか。

その根底の立ち位置について、僕自身の問題意識とも親和するところがあり、興味深く話を聞いてました。
いや、気になりましたというレベルで、まだ何も行動してはいないんだけど。

そういったことに興味を持てたことでTokyo Transitionsというサイトを見つけて、
ああ、僕自信でも持っている問題意識を、きちんと行動で試している人たちが
やっぱりたくさんいるんだなあ、と驚きました。
もしかしたらこれから、少しだけ絡んでいくようなこともあるのかもしれません。

山形県人会は僕自身の、山形という共通項でなんかおもしろいことできないかな、
というところから始まった企画でしたが、
そこから全然違う、でもすごく面白いと思えることに出会った。
新しいことを始めてみると「自分が始めてみた」範囲の深化が起きるだけじゃなくて、
そのまわり、全く違う分野にあることも含めて、色んなことが見えてくる、という話でした。
こういうのって、見る人から見たら
なんかやってんな~というくらいの印象なのかもしれないけれど、
もう少し身近な視点では、僕たちが普段当たり前にやっていることなんだろうなーと思いました。

例えば、僕は音楽が好きですが、その中でもスカが好きです。結構好き。
最初好きになったのは単純に東京スカパラダイスオーケストラ(銀河と迷路)というアーティストでした。
色々聞いていくうちに、この世にはスカという音楽があるということを明確に気づいて、
スカパラみたいな音楽って他にもあるんじゃないかな~と思って探してみたら、
USCB Allstars(12Steps)やThe Super Glassses Ska Emsemble(ต๊ะโตนโยน)に出会うといった、
「スカの知識が深まっていく」ということが起こりました。

それと同時に、レゲエのBob Marley(No woman no cry)や、
ラテンのOrqeusta De La Luz(Salsa Con Sabor)にも辿り着いた。
スカとラテンなんて音楽としては全然違うんだけど、
スカを聞いてたらからラテンに辿り着いたし、ラテンも、スカ好きなら結構楽しいよねやっぱり。
ちなみに、その結果として、今僕の家には1セットのコンガがあります。
なんなんでしょうね。いいですよね、コンガ。

なんかもう少しいい例があるような気がするんだけど、
そういう「広がり」って、普通にみんな普段からしていることなんだろうな~。
ということを思ったんでした。
そして、そういう広がりって、人生に対して、すごい意味を為す可能性がある。

そうやって出会いを広げていくと、突然、「あ、これだ…」みたいな瞬間があります。
たとえば、スカを知っていく途中でต๊ะโตนโยนに出会った瞬間とか、笑
スカが教えてくれた打楽器とのつながりで、はじめてドラムサークルに参加した日とか。
そして簡単にそういうことが人の人生を変えちゃう。
おもしろそう!!ってなっちゃうと、もうしょうがないですよね。人間だもの。

というわけで、これからスカが繋いでくれたコンガを持って、今日も公園へ行きます。
今日はどんな出会いがあるかな~!