なんだか、これまでソフトだソフトだと言っていたのが、
徐々に不思議とハードの声が聞こえるようになってきた気がしておもしろい。

僕は基本的に「事物は循環する」という類の言説は信じていて、
例えば僕らはいま「地方だ!ロハスだ!」と叫んでいるけれど、
きっと数十年後にはリバウンドが来て「都会だ!効率主義だ!」という流れが来ると思っている。

こうした地方⇔都会的な二項対立はわかりやすい例だけど、
例えば株式とか、僕たちの主義思想についても、
こうした循環はもういろいろなところで、フラクタル的に存在しているんだと思う。
モテ期とか。笑

そこで冒頭の話に戻ると、
なんだか、こないだまで「ソフトだ」しか聞こえなかった声の中に、
少しだけハードの芽が出てきたように思う。

例えばUPQ。

http://upq.me/jp/
日本のベンチャーメーカー。
ちなみに、UPQの携帯を買った俺から言わせてもらえれば、質以上にスタイルを売っている会社だ、と思う。

あるいはすでに紹介している通り、
空気から飲み水を取り出すFontus

http://ennori.jp/4174/fontus-condenses-humid-air-into-drinking-water-will-start-crowd-funding-campaign-soon

あるいは、今人気絶頂のドローン。

DJI ファントム4(Phantom4)

これはスゴい。やっぱりPhantomくらいきちんとしていると全然違うらしい。
今2430団地でも活用しているのだけど、扱いもカンタンだし、今のうちならビジネス活用も容易だろうと思う。
先に「できる」と思われた人が、各地の空撮でいい稼ぎを得ている。

最近アツいなと思っているのが、実はSONY。
特にLife Space UXシリーズがアツい。


SONY ポータブル超短焦点プロジェクター
普通に欲しすぎるでしょう。これは割とほんとにすごい。だって欲しいもん。

これも見た時は驚いた。美しい。

SONY グラスサウンドスピーカー

他にも、SONYのfuture lab programがおもしろいことをしている。

耳をふさがないイヤホン、首に巻くカメラ!? ソニーが斬新すぎるプロトタイプをSXSWで発表
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/030800043/031200003/

SONYはもう終わりじゃないんだな、って感じ。
見た目やCM、ストーリーで売ってるんじゃなくて、本質がいい製品。
そうだよそれそれ、みたいな感じがする。上から目線すぎる?笑

Panasonicのふだんプレミアムとかは、やっぱり本質以上にデザインで頑張っている感じがして、
それはそれである意味現代的には真っ当なアプローチだし、それなりに結果も出しているのだろう、それでいいのだろうけど、
そのままであってほしくないな、と思う。だって、メーカーとしてはあまり本質的じゃないな、と思うから。

 

で、なんの話だったかというと、
ソフトじゃなくてハードになってきたな、という話でした。

それっておもしろい揺り戻しなのかなとは思っていて、
ITの波がきて、投資も少なくて済むし、
ベンチャーがアプリ開発やウェブメディアみたいな、ノンハードな部分ばかりだった流れは
一旦落ち着いたんだなっていう印象がある。

これが俺の勝手な体感なのか、本当にそういう流れになってきているのかは気になるところ。笑
実は俺の友だちも、最近ハード作りをしていて、やっぱり敏感な人は同じように感じているのかな?、と思ってはいるのだけど。