福井の豪雪による財政難で中止・縮減となった事業を、市民みんなの「できる!」を持ち寄って復活させてみるイベント「できるフェス」を開催します。目玉は、市民が家庭用のプールを持ち寄ってつくる「できるプール」!

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大雪からの学び。

福井を襲った記録的な大雪からはや半年。除雪費用は市の財政を圧迫し、福井市職員は減給措置。また151の事業が中止あるいは縮減になったそうです。
その結果のひとつが「夏の学校プール開放の中止」。こうした”目に見える財政難”は、いかに普段から、行政にサービスを任せきりにしているかを思い出させてくれました。

しかし、これを単に「今年だけ我慢すればいいよね」とか「行政さん、いつもありがとう」で終わらせてしまってはいけないはずです。
もう少しだけ未来に目を転じるならば、実はこの大雪がもたらした福井市の財政難は、人口減少が進み確実に迫る「未来の自治体の姿」でもあります。その時の財政難はもう「一年限り」ではないし、そして確実に、年々進行していくものです。

その意味で今回の大雪は、「私たちの未来はこんな感じだよ」と先んじて提示された、これはひとつのチャンスなんじゃないか。

確実に来る未来に向けて、私たちはどう振る舞うべきなのでしょう。
行政サービスが低下して「学校プール開放は中止」。それを単に受け入れていくだけの私たちでよかったんでしょうか。

そうなっていく私たちの未来は、あまりに悲しい。
私たちにはきっと、単に任せきりにするのではなく、私たちの未来を、私たちの手で、生み出していくことができるはずです。

みんなでやろっさ、福井の未来。

そこで私たちは、私たちになにが「できる」かを考えあい、
そうして生まれたのが「できるフェス」です。

“11日は、文化関連の事業縮減に対応した夜の野外映画祭で開幕。12日は、学校プール開放事業の中止が取りざたされたことを受け、家庭や企業の協力で持ち寄ったプールを並べるエリアを開設、子どもたちに開放する。敬老祝い金や祝い品の進呈事業に関しては、来場者がカメラマンに写真を撮ってもらい、感謝のメッセージを添えてプレゼントできるサービスを用意する。

図書館や学校の書籍購入費の削減に対しては、来場者が本を持参すれば会場にあるお気に入りの一冊と交換できるブックフェアを開催。文化会館整備事業の先送りを受けた音楽ライブや、来年度は作成中止となった市勢要覧を来場者と手作りするなどの企画も検討している。見直し事業に対応して来場者に自分ができることをつづってもらうコーナーを設ける。”(福井新聞 http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/623549

いま、できるフェスメンバーはそれぞれの「できる」を持ちより、「できるフェス」の開催を目指して走り回っています。僕だってできることは小さくとも、こうして発信を手伝うことができる。
そしてぜひ、みなさんの「できる」もたくさん教えてくださいね。

私たちは「できる」。
これが私たちが「できるフェス」を通じて、みなさんと共有したい想いです。

最後に、実行委員会代表・高野 翔さんからのメッセージを添えます。

“自治体の財政状況に関係なく、まちの一番大事な資源は市民の思いと行動。一人一人の小さな『できる』が水紋のように広がれば、彩り豊かな福井の未来をつくれる。そんな姿が日常になってほしい”

 

 

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