ゆるい移住で鯖江に移住してから、早3年が経ちました。
いまさら!なんて言われそうですが、移住事業を始めます。
好きなとき、好きなところへ。
「どこでも移住」は2018年10月1日〜2019年3月31日の半年間、日本各地の5市町村を移り変わりながら家賃無料で「暮らし」を体験できる、実験的な体験移住プログラムです。参加市町村は、徳島県阿波市、長崎県壱岐市、長野県木曽町、沖縄県国頭村、福井県鯖江市の5市町村。
WEBサイト:https://dokodemo-iju.life/
地方移住者として、あるいはフリーランスとして活動を始めての3年。たどり着いたテーマは「自由と寛容」でした。僕が目指すのは「誰もが自由に自分の幸せを選べる社会 / 他者の自由を互いに承認しあえる社会」の実現です。
そこでいま移住当事者として「住む場所の自由」について考えるとき。住む場所はとても重要なことであるにも関わらず、それを試してみる体験移住のハードルがあまりに高すぎると僕は感じています。
例えば、もし地方移住してみたい!と思うとき。
体験移住事業なんて、ほぼすべての市町村でやっています。その中で、どうやって選べばいいんでしょう?
更に、体験移住に応募しようと思うとき。
体験移住にいったら、どんな人がいるんだろう?色々と説得されて、住まないといけなくなるんじゃないか?1ヶ月の体験移住なんて、途中でイヤになっちゃっても、帰ることはできない…。いま地方は人材不足で、どうしても(しようと思っていなくても)囲いこむような雰囲気を醸し出してしまうものです。
こうしたことを想像しただけでも、自分たちが軽やかに生きるための「居住の自由」が、いかに実現できていないのか、考えさせられます。そこで僕は移住当事者として、そのハードルを解消してあげるだけで、移住という考え方はもっともっと滑らかになるだろうなと思ってきました。
そこで僕が始めたのが「どこでも移住」です。
・半年間、家賃無料。5市町村に、好きなときに訪れ、好きなときに移住し、好きなときに帰ってきていい。
・起業や就農支援はありません。
・もし必要であれば、各地のコーディネーターがハブとなり、空き家探しや人脈づくりをサポートします。
移住は、もっと自由でいい。大事なことは「いつでも去れる」ことです。体験移住、すべてがうまくいくわけではありません。あ、合わなかった、違ったと思ったとき、安心して、いつでも去ってよいのだと思えるしくみを作りたいと思っています。
その重要性は、僕を受け入れてくれた鯖江市が身をもって教えてくれました。ものすごい勇気で僕を囲い込まないことを選択してくれた。
鯖江市長に初めて会ったときの言葉を思い出します。
ゆるい移住が終わったとき、誰も鯖江に残っていなくても構いません。ゆるい移住に参加してくれた人がいる、それだけでこの体験移住は成功です。
その言葉があったから、僕は今ここにいるのかもしれません。
どこでも移住を利用して、移住を求める日本中の人に、「暮らす」ということを思うがままに体験してほしい。
いくら観光しても、美しい景色や美味しい食べ物ばかりに触れても、それは日常の「暮らし」ではないだろうと思うのです。その土地で暮らしてみて、地域の人々や移住仲間とコミュニケーションをとるなかで初めて、「ああ、ここに住むことができるかもしれない」と思えるということを、僕は知っています。
どこでも移住、始めます。
ウェブサイト▷https://dokodemo-iju.life/
FBページ▷https://www.facebook.com/dokodemoiju/
オンライン説明会▷ 9/4火、9/15土開催。
説明会への参加・お問い合わせはWEBサイトまたはfacebookのイベントページから。
※メディアからのお問い合わせに関しましては、ウェブサイトお問い合わせフォームより一度ご連絡ください。
※半年ごとに、市町村は少しずつ入れ替わります。他市町村からのご連絡もお待ちしています。